記事日付:2012/04/22
旧ソ連VFD ИВ-11を購入したので、以下に紹介する。
このVFDは、ebayでウクライナの業者さんより購入。
注文後2週間程度で到着。
値段は12個セットで約18ドル。送料は14ドル。合計32ドル。
1ドル82円として、送料込みの単価は220円程度か。
◆外観
板の色は金色の場合もあり。経年変化で赤銅色になる?
頭の部分には赤い塗料が塗られている。
手前にうっすら見える、縦に張られた2本の線がカソードの
フィラメント。別に赤熱するわけではない。
装置に組み込んだ時は見えなくなるからか、裏側は適当な感じ。
なお、一緒に買った製品の中には01年製のものがあった。
ソ連どころか、かなり最近まで作ってたんだなあ・・・
どんな機械に使われていたのだろう?
◆仕様
データシートは、有志のまとめた資料が手に入るので、そちらを参照されたい。
など。
要約すると、
・カソード両端:1.5V 100mA
・グリッド/アノード電圧: 25~30V (パルス駆動時は50~70V)
・寿命: 5000時間以上
ただ、ピン配置がよくわからないので、以下に示しておく。
◆表示例
グリッド電圧・アノード電圧を規格値どおりの30Vとした場合の光り方。
とても明るく見える。
写真ではまわりが暗く見えるが、通常の室内灯の下で撮影。
ぼんやり。
消灯状態。
直射日光には及ばないが、かなり明るい環境で撮影。
グリッド電圧・アノード電圧が規格値どおりでも、ぼんやり光っている感じ。
実際はこの写真の写りよりも文字が読みやすい。
グリッド電圧・アノード電圧を20Vとした場合。
明るい環境では読むのが困難。
蛍光体の部分が白っぽいので、文字の形がよく見えてしまう。
以上の点灯テストは、以下のように光らせている。
なお、電圧源として直流安定化電源を用いた。
(ほとんど意味がないと思うが、参考まで・・・)
以上。
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