VFD ИВ-18 (IV-18)

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記事日付:2012/04/22

旧ソ連VFD ИВ-18を購入したので、以下に紹介する。

◆購入先

このVFDは、ebayでウクライナの業者さんより購入。
注文後2週間程度で到着。
値段は5個セットで約15ドル。送料は11ドル。合計26ドル。
1ドル82円として、送料込みの単価は430円程度か。

海外通販が面倒な方は国内でも手に入るみたい。
ちょっと割高に感じるが、日本で生きるためには仕方ないよね。
http://nixie-tube.com/shop/13_79.html

◆外観

ИВ-18 は8桁入りVFDである。
左端には、符号表示と桁あふれ表示用の桁がついている。
ИВ-18の文字は透明なガラス板上に置かれており、
銀色の配線やグリッドの編み目を通して後ろがすけて見える。
見た目がなにやらメカニカルでかっこいい。
後ろから見た図。91年製。
7桁目あたりの後ろ側は黒く着色されている。
不具合でコゲたわけではなく、もともとそういう製品のよう。

◆仕様

データシートは、有志のまとめた資料が手に入るので、そちらを参照されたい。
要約すると、
・カソード両端:5V
・グリッド/アノード電圧: 20~30V
である。
各桁のアノードは共通になっているので、ダイナミック点灯が前提である。
各桁のグリッドが独立しているので、グリッドをスキャンしながら
アノードを変えて数字列を表示する。
以下にピン配置を書いておく。

◆表示例

グリッド電圧・アノード電圧を規格値どおりの30Vとした場合の光り方。
とても明るく見える。
文字は線の端が少し曲がったおしゃれフォント。
カソードのヒーターを規格の5Vで駆動すると、フィラメントが赤熱しておっかなかった。
したがって、今回は3Vとしている。
写真ではまわりが暗く見えるが、通常の室内灯の下で撮影。
下の写真は、カメラの設定をすべて同一として撮影している。
グリッド電圧・アノード電圧を20Vとした場合の光り方。
グリッド電圧・アノード電圧を10Vとした場合の光り方。
奥の方が暗いように見えるのは気のせいではない。
今回の試験では、カソードのヒーターを5Vの直流で駆動している。
したがって、写真手前側はカソード電位が0Vだが、奥の方は5Vである。
そのため、アノードとの電位差に差が生じるので、光り方にも差が出てしまう。
カソードのヒーターを交流で駆動すればこの問題は生じないが、
そもそもグリッド・アノードの電圧を高めにしておけば、
カソードの電位差による影響は気にならなくなる。
グリッド電圧・アノード電圧を規格値どおりの30Vとした場合。
卓上ランプの蛍光灯を直近に近づけ、昼間の明るさを再現してみた。
直射日光には及ばないが、かなり明るい環境で撮影。
グリッド電圧・アノード電圧が規格値どおりであれば、そこそこ読める。
グリッド電圧・アノード電圧を20Vとした場合。
グリッド電圧・アノード電圧を10Vとした場合。
光っているのかどうかよくわからない。

◆点灯回路例

以上の点灯テストは、以下のように光らせている。
なお、電圧源として直流安定化電源を用いた。
(ほとんど意味がないと思うが、参考まで・・・)
21ピンもあるので、こんな配線でも一苦労である。
電線がたくさん出ていることをタコ足配線というが、
このVFDはタコにして約3匹分に相当するわけだ。
以上。

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本ページの管理人

Likipon

埼玉在住の一応エンジニア。最近はシステムエンジニア気味で回路が本業でなくなってしまった。

うなりくんのファン。

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