モニターアーム MARMGUS192B

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記事日付:2012/05/01

サンコー製 4軸式くねくねモニターアーム MARMGUS192B を購入したので

以下に紹介する。

★製品について

このモニタアームは、4軸としてはAmazonで一番安いもので、
3500円~4000円で購入できる。

同一の3軸モニタアームはもう少し安いが、3軸だとモニタを前後方向
にだけ動かす調整が不可能なので、4軸とした。

※結構重たく、可動部も多い製品です。
 作業時は指つめ等に注意してね!

★設置

外箱。けっこう大きく、重い。
なお、今回はモニタアームを2個購入しており、
すでに設置済みのモニタアームが
写真の後ろに写っている。これは無視してほしい。

本体と付属品。
モニタとモニタアームを固定するネジ4個は付属。

とりあえず組み上げたところ。

購入時の状態では関節がかたく、動かすのが大変。

なお、間接を留めているネジはプラスチックのカバーで隠されている。

カバーは取れにくいが、特に接着などはされていない。

ちからわざで外そう。

上側から見た図。

4軸だと、モニタの左右位置を変えずに、前後方向の位置だけ調整することができる。
(ただし、支柱との位置関係による)

この動かし方は、3軸ではできない。本ページの最後のほうに、その点をまとめてある。

★追加作業

各関節がかたいので、とりあえずグリスアップしてみる。
ただし、モニタの上下方向の首振り部分はグリスアップしてはいけない。
モニタが倒れて下を向いてしまう。
また、支柱とアームをつなぐ縦方向に動く部分も、そのままにしておく。
モニタが勝手に落ちてきたら大変だ。
グリスアップとねじ締めの調整で、
モニタを持って位置を変えることができるようになった。
しかし、「くねくねアーム」とまではいかない。
あまりネジを弱くすると、モニタが勝手に動いてしまうのである。
さらに、モニタを動かすと支柱に沿ってアームが下にずり下がってしまう。
アームと支柱をつなぐ部分はレバー式のネジで留めるようになっているが、
素手だとしっかり留まらない。
メーカーサイトでは、レバー操作で高さ調整がラクラクと謳っているが、
この点はうまく作り込めなかったようだ。
多くの人が同じ問題にあたっているようで、
Amazonのレビューでは、ホースバンド※1 を使って
ずり下がりを抑える方法が紹介されていた。
そこで、筆者もその方法をマネすることにした。
※1 ホースバンド: ホースを管に締め付ける時に使う輪っか状の金具。
ずり下がり防止のために買ってきたのがこの3点である。
①ホースバンド (写真右下)
モニタアーム支柱の直径は35mmなので、
φ35mmの締め付けができるもの。
今回は強く締め付ける必要があるため、
手締めタイプではなく、ネジ締め付けのタイプを購入した。
近所のホームセンターで1個150円。
②丸リンク 35mm (写真右上)
ホースバンドはエッジが鋭いため、モニタアームを直接ガリガリと
あてるのことは気が引ける。
そこで、ホースバンドとモニタアーム間に金具をかませることにした。
近所のホームセンターを徘徊すること30分、見つけたのは丸リンク※2 である。
内径35mm仕様の製品であるが、実測してみたら37mm程度だったので好都合。
逆に、もし内径が34mmだったりすると支柱に入らなくなるので要注意。
買うときは実測してからにしよう。
近所のホームセンターで1個150円。
※2 丸リンク: ロープ類の扱いに使う輪っか状の金具。丸カンともいう。
③ゴムシート 1mm厚 200mm X200mm (写真左)
ホースバンドが支柱にキズをつけないよう、
支柱にゴムシートを巻いたうえでホースバンドを締め付けることにした。
短冊状に細く切って使う。
そして組み付け終わったのがこの写真。
わりとそれらしくできあがってよい感じ。

★ディスプレイの設置場所

モニタアームの追加作業が終わったところで、
次は配置場所を決めなくてはならない。
可動アームを使ったディスプレイ配置には、以下が望まれよう。
 (1) 普段は机の後ろ側ぎりぎりにあって、机を広く使えること。
 (2) 細かい作業を行う時は、画面を自分に引き寄せられること。
以上を期待してモニタアームを設置してみるが、
ディスプレイの真後ろに支柱を配置すると、
モニタがかなり前にでてしまう。
モニタアームに固定したディスプレイを手で動かしてみると、
期待していたよりも可動範囲に制限があることに気づく。
アーム同士が干渉するため、各関節が思ったほど曲がらないのだ。
各関節を曲げることのできるおおよその角度を以下に示す。
 第0関節 (支柱)   ±180°
 第1関節 ±150°
 第2関節 ±110° (←本当はここをもっと曲げたい)
 第3関節 ±90°
以上のとおり、特に第2関節の可動範囲が少ないため、
アーム自身が邪魔でモニタを支柱に寄せることができない。

★ディスプレイの可動範囲

モニタの場所に対して、支柱をどこにもってくるのが最適か探るため
ディスプレイの可動範囲をシミュレーションして、グラフにプロットしてみた。
シミュレーションの条件は、以下のとおりである。
 ・座標のゼロ点をアームの支柱の中心とする
 ・支柱の5cm後ろに壁がある (机を壁につけて使うことを想定した。)
 ・ディスプレイが真正面 (グラフの下方向) を向くことができること
 ・アームが壁にめりこまないこと
青い点のあるエリアが、ディスプレイの取り得る場所である。
縦横軸の単位はmm。
正確には、モニタアームのモニタ取り付け金具の中心位置が取り得る場所である。
(※また、実際の画面はディスプレイの厚み分だけ前に出る。)
このグラフを見ると、
ディスプレイの真後ろに支柱を置いた場合、画面は支柱から260mmより後ろに下がらないことがわかる。
ディスプレイの厚みを含めると机の半分くらいの場所にディスプレイが出てくることになって、邪魔で仕方がない。
さて、ここでディスプレイ配置の条件
 (1) 普段は机の後ろ側ぎりぎりにあって、机を広く使えること。
 (2) 細かい作業を行う時は、画面を自分に引き寄せられること。
に適したところを探すと、グラフの左右の端あたり、
黒い線を引いた部分で最適な可動範囲をとれるとわかる。
ディスプレイと支柱がこの関係にあれば、
普段使いの時はディスプレイを壁に近づけることができ、
必要な時は30cm程度ディスプレイを引き出すことができる。

★結論

①廉価な製品ではあるが、それなりに使えるモニタアームである。
②ディスプレイを置きたい場所から、左右どちらか28cmずらしたところに
支柱を配置するのが最適である。
もっとも、使い方は人それぞれなので、各自研究してみてほしい。
可動範囲が意外に狭いことに変わりはないので、過度の期待は禁物です。
新しく買ったワイドのモニタもセットして、トリプルディスプレイ環境に。
資料とにらめっこしながらの開発もサクサク!(予定)

★おまけ

姉妹製品の3軸式モニタアーム MARMGUS192Bの場合、
ディスプレイが真正面を向ける範囲は以下のとおりである。
やはり4軸式と比べると見劣りする。
しかも、上のグラフは支柱に固定する部分も可動軸として最大限活用した場合である。
(ホースバンド等でずり落ち防止した場合のみ可能)
例として、支柱に固定する部分を右向きに固定した場合は次のようになり、
ディスプレイを左右方向に動かさないで前後方向に動かせる範囲はきわめて限られる。
実際に使うと、きっといらいらするはずだ。
3軸も4軸も値段はあまりかわらないので、
できれば4軸を買おう。

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本ページの管理人

Likipon

埼玉在住の一応エンジニア。最近はシステムエンジニア気味で回路が本業でなくなってしまった。

うなりくんのファン。

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