卓上CNCフライス盤の選定

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記事日付: 2012/07/14
普段回路ばかりいじっているので、
メカっぽいことがやりたくなり購入した卓上CNCフライス盤
その導入について以下にまとめる。

★背景

筆者はふだん回路をいじったり作ったりして遊んでいるので、回路基板関係の工具類はそれなりにそろえている。
しかし、作ったモノを日常生活の中で運用しようと思うと、どうしても筐体の作成が必要である。
筐体がなくては、何をしても実験止まりであっておもしろくない。
市販の回路用ケースに使われている薄いアルミ板の加工であれば電動ハンドドリル、ハンドニブラ、やすりで
たいていの加工をできる。
しかし、曲線をもった加工を手で正確にやるのは骨がおれるから、CAD図面から自動で加工してくれるような機械がほしくなるのである。
そこで、3軸の卓上CNCフライス盤を導入することにした。
うまいことすれば、基板加工機にも転用できるかもしれない。
※基板加工機
銅箔張りの生基板に対してエンドミルで機械加工することで
パターンを描いて回路基板を製作する方法。
エッチングによる方法に比べて、薬剤を使わない点でお手軽。

★卓上CNCフライス盤について

趣味の卓上CNCフライス盤としては、大別して以下があるようだ。
(1)手動のフライス盤にモータやコントローラをつけてCNC化したもの
(2)もともと卓上CNCとして作られたもの
筆者の場合、もともと機械工具をあまり持っていないことから、
メカ系の自作は敷居が高い。
そこで、はじめから卓上CNCとして作られた製品を買うこととし、(2)を選んだ。

★ホビー用として手に入る卓上CNC

ホビー用として手に入る卓上CNCには、以下のようなものがある。
・ローランド MODELA MDX-20/MDX-15 (約40万円 / 30万円)
加工範囲 W203 D152 H60 (MDX-20)
筆者は学生の頃、本機(か、本機の前の機種)をどこかから
借りてきて基板加工に使おうとしていたような覚えがある。
加工範囲があまり広くないことと、趣味で買うには値段が高い・・のが問題。
・ローランド iModela iM-01 (約79,000円)
加工範囲 W86 D55 H26
MODELAの廉価版?で発売は2011年末。
価格的に素人でも手のだせる範囲を狙ってきている。
ただ、加工範囲がMODELAに比べてさらに狭いのがものたりない。
小さい分だけ狭い部屋に置くにはよいかも。
・オリジナルマインド KitMill BT100/200 (128,000円 / 168,000円)
加工範囲 W150 D100 H42 (BT100)、W150 D200 H42 (BT200)
素人でも買える範囲の値段で機械を作ってくれてる、オリジナルマインドの
小型卓上CNCフライス盤。
安価にもかかわらず、国内メーカーだから安心な感じ。
iModelaでは小さすぎるが、これならいろいろ応用できそう。
・オリジナルマインド KitMill RD300/420 (278,000円 / 358,000円)
加工範囲 W220 D300 H55 (RD300)、W220 D420 H55 (RD420)
台座が鋳鉄でできていたり、KitMillより強力な感じの製品。
加工範囲も申し分ないが、趣味で買うにはちょっと値段が高い感じ。
・オリジナルマインド KitMill CIP100 (約20万円)
加工範囲 W168mm D118mm
オリジナルマインドの基板加工専用機。
基板加工専用なので、今回の選定の趣旨からはずれるが、
この価格の基板加工機はほかに無いように思われるので紹介しておく。
(ミッツ社、LPKF社等の基板加工器だと100万近くになる)
ともかく家で基板加工がやりたい、という人は本機種一択となるだろう。

★中華CNC

前項で紹介したのは国内メーカー製で手に入りやすいと思われる卓上CNCである。
(ほかにもあるかもしれない)
加工範囲が広いものを選ぼうとすると、値段が一気に上がってしまうのが難点だ。
そこで、eBayで中国製品を探してみる。
・メーカー不詳 CNC3020 / 3040 (約760$ / 910$、送料込み)
加工範囲 W200 D300 H55 (CNC3020)、W220 D420 H55 (CNC3040)
eBayでたくさん出品されている中華卓上CNC。
現在の円高水準(1$=80円)であれば、iModela並の価格で広い加工範囲が得られる。
国内メーカー製品に比べてあまりに安い点が怪しいが、
海外サイト中心にホビー用途の導入記事が数多くあるから、
全然動かないということはなさそう。
なお、販売元によって同じ型番でもスピンドルが違うなど差があるよう。

※安かろう悪かろうなところがあって、以下の問題がある。
 問題解決を含めて楽しめる方にだけおすすめ!

ステッピングモータの誤動作

ここのメーカーがYOOCNCというブランドで作っているようだ。
 英語OKの代理店はこちら

・メーカー不詳 CNC6040 (約1600$ 送料込み)
加工範囲 W388 D588 H68
CNC3020と同じようなシリーズだが、さらに大きいもの。
サイズにあわせて価格も上がっているので、CNC3020/3040ほどのお得感は無い。
なお、同じ型番でも見た目やサイズの違う何種類かがあるよう。
購入にあたってはよく下調べしよう。
ここのメーカーがYOOCNCというブランドで作っているようだ。
 英語OKの代理店はこちら

★結論

上記下調べより、コストパフォーマンスで圧倒的に優れているのはCNC3040である。
精度など不安があるけれど、それも勉強と割り切ってCNC3040を購入してみることとする。
★2012/07/15 レビュー記事追加しました: CNC3040
※画像は無断転載です。問題あればご連絡を。

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Likipon

埼玉在住の一応エンジニア。最近はシステムエンジニア気味で回路が本業でなくなってしまった。

うなりくんのファン。

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