CNC3040

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記事日付: 2012/07/15
中華卓上CNCフライス盤 CNC3040を購入してみたので
ファーストインプレッションをまとめてみる。

★注意

(1) 購入後の運用により以下のような不具合が生じている。
 購入するときは以下を覚悟してほしい。

   ① ステッピングモータの誤動作 - 一応解決 2013/01/26追加
   ② スピンドル回転数の測定 - 仕様よりかなり遅い 2013/01/27 追加

(2) 筆者が買った後にモデルチェンジしているようだ。
 最新モデルはここをチェック!・・・

★購入先

本機はeBayで中国の業者より購入した。
荷物は中国の蘇州市発で、注文から約1週間で到着。
購入価格は909$ (送料込み)。
購入時レートによる日本円換算で約73000円。

★本体のほかに必要なもの

加工機の紹介をするまえに、あらかじめ揃える必要のあるものを以下に挙げる。
・保護めがね 【必須】
これから扱う機械はそれなりに怖いものだから、目だけは保護しておこう。
・パラレルポートのついたデスクトップパソコン【必須】
・CNC3040のコントローラはパラレルポート接続である。
・なお、はじめからマザーボードについているパラレルポートでないと
 使えないことがあるよう。PCI等の拡張パラレルポートはNGらしい。
  2013/1/03追記: Mach3の外部条件入力用にPCI拡張パラレルポートを使ってIOを増設したが特に問題なし。
・また、制御用のパソコンは加工の間にほかの処理をさせないことが望ましい。
・ノートパソコンは、バッテリ制御がCNC制御に影響することがあるらしいため使わないほうが安全。
上記を総合すると、少し古いデスクトップPCを専用機として用意することが必要。

・CNCソフトウェア

ステッピングモータ等の制御を行うソフトウェアである。
ホビー用途のWindowsアプリではMach3などが有名。

・Artsoft Mach3 (175$)

Mach3は、パラレルポートドライバの都合で32ビットOSのPCでないと動かないため注意。
デモモードは無料で使えるので (機能制限があるが、簡単な加工はできる)、
きちんと動作することを確認してからライセンスを買うほうがよいかもしれない。

・CAMソフトウェア

CADで設計したデータを、加工用データに変換するソフトウェアである。
変換したデータはGコードという形式になり、CNCソフトウェアで扱えるようになる。
簡単な加工であればGコードを手書きしてもよいので、
CAMソフトウェアが無くても加工機の試運転は可能。
たとえば、以下のようなソフトがあるし、フリーのソフトもある。

・Mesh CAM (250$、Mach3とセットだと400$)

・CADソフトウェア

せっかく三次元加工ができるので、3D CADを使ってみたいものだ。
最近では3D CADですらフリーの製品が出回り始めている。

・掃除機

加工中は大量のきりくずが発生する。掃除機が必ず必要。

★梱包

荷物の写真。かなり大きい箱で届いている。重い。
上の箱を開けてみたところ。中身は緩衝材でぎゅうぎゅうになっており、
おもいのほか厳重に梱包してくれていた。

★本体

本体をメタルラックにおさめてみたところ。けっこう大きい。重い。
開梱時点ではステッピングモータがついていないので、自分でつける必要がある。
スピンドルのブラシ部分の取り付けネジがさびてぼろくなっている。
新品なのだろうか?
ブラシを取り出してみると、付属の新品ブラシに比べてかなり短くなっていた。
何だかすでに年季が入っているようだ。新品を買ったはずなのに・・・
⇒このモータ、こんな問題もある。 ステッピングモータの誤動作 2013/01/26追加
以下の写真、右側がもともとついていたブラシで、左側が交換用ブラシである。

★付属品

以下が付属品である。
・コントロールボックス 1個
・ステッピングモータ 3個
・電源コード 1個
 日本ではつかえない形だが、下のアダプタと組み合わせると使える。
 筆者の場合、結局は別のケーブルを用意した。
・電源コネクタのユニバーサルアダプタ 1個
 電源コネクタ形状をあわせることができるが、使い勝手は正直微妙。
・USB電源コード 1個
 コントロールボックスの5V電源を、パソコンのUSBから取るためのもの。
 制御用PCとコントロールボックス間でつなぐ。
・DSUB25ピンコード (パラレルポート用コード) 1個
・組み立てに必要な工具 一式
・彫刻用カッタ 数本
・ワーク押さえ用の金具類 一式
組み立て説明書はない。心の中の常識に従って組み立てをしよう。
なお、スピンドルの電源接続方向 (モータの回転方向) は要注意。
上から見てスピンドルが時計回りになるように配線しよう。
なお、CNCソフトウェア Mach3の設定取り扱い説明書がダウンロードできる。
念のためローカルに保存しておこう。

★組み立て

以下の組み立てを行う。基本的にはフィーリングでやればOK。
(1) ステッピングモータの取り付け
(2) ステッピングモータの軸への固定 (継ぎ手のネジどめ)
(3) ステッピングモータの配線接続
(4) スピンドルの配線接続
(5) 本体とコントロールボックス間の接続
(6) コントロールボックスと制御用PCの接続(パラレルポート)
(7) コントロールボックスと制御用PCの接続(USB)
(8) コントロールボックス電源の接続
ただし、スピンドルの配線のみ、以下の注意が必要。
 ・配線を固定する場合は、スピンドルが上下に動いても電線が足りなくならないように注意する
 ・スピンドルを回転させたとき、スピンドルの上から見て時計回りに回転するよう配線する

★コントロールボックス

ところで、コントロールボックスのでかい箱の中はどうなっているのか。
中を開けてみた。割とスカスカである。
思ったより丁寧に作ってあるが、気になる点が二つある。
(1) 電源ヒューズがない。
何らかのミスで電源ショートさせたとき、保護する機構がない。
家のブレーカーが先に落ちてくれればいい話だが、なんだか気持ちが悪い。
(2) 非常停止スイッチが電源遮断していない
このコントロールボックスの非常停止スイッチの接点信号はパラレルポートにだけ接続されており、
非常停止スイッチで電源遮断ができる作りになっていない。すなわち、非常停止の動作はCNCアプリ頼みである。
もし何らかの原因でCNCアプリが正常に動作しなかったときは、装置に非常停止がかからないことになる。
卓上CNCがいくら暴走してもパワーはたかが知れているが、電源遮断できない
非常停止スイッチはなんだか気持ちが悪い。後日改造しようと思う。
⇒2012/09/17: ヒューズの追加と非常停止スイッチの交換について記事にまとめました。

コメント(5)

はじめまして、こんにちは。
私もCNC4060(おそらく3040と同じ系統のもの)を購入したんですが、
パソコンにつないでも全然反応してくれなくて、すごく困っていて、
いろいろネットで検索していてここにたどり着きました。どうか助けてほしいのです。

現状はパラレルポートの増設をしたところが問題なのかなと考えてます。
2つ買って試したんですが、だめでした。
管理人様はいったいなんていうPCI拡張ポートをお使いになられたんですか??
教えてください。よろしくお願いします。

こんにちは。

店頭で適当に買ってきた部品なのであまり覚えていないのですが、
 http://www.century.co.jp/products/series/series-port/cif-p1pci.html
コレだった気がします。


私が使っているのはもともとパラレルポートつきのパソコンなのですが、
入力ポートが足りなくなったので、前述の増設ボードを取り付けました。

モータの制御等はもともとついているパラレルポートを使っており、
スイッチ等の入力にだけ増設ボードを使っています。

何かの参考になれば。

おじゃまします。中華CNCの購入前にトラブル対応記事を読み漁り、
管理人さまのブログにたどりつきました。
参考にさせていただいてます。

購入経験者さまに教えていただきことが一つ・・・
CNC3020~3040は電源にAC220V/110vの仕様表示がほとんどですが
これがわかりません。購入後コントロールBOXにAC100vをそのまま
電源投入すればすむことでしょうか? よろしくお願い致します。

こんにちは

たぶんAC220V品とAC110V品の二種類があります。

業者のほうで発送先の地域にあわせて選択してくれるものと思いますが、
不安であれば業者さんに確認したほうがよいかもしれません。

Incidentally I have been ordering http://soloadvance.com/ , and Cialis not for the first month.

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本ページの管理人

Likipon

埼玉在住の一応エンジニア。最近はシステムエンジニア気味で回路が本業でなくなってしまった。

うなりくんのファン。

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