RIGOL DS1052E

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記事日付: 2013/12/28

中国のRIGOL製低価格オシロスコープ DS1052Eの紹介。

低価格オシロ時代

従来、オシロスコープは高価であって、回路いじりの必携計測器であるにもかかわらず
導入へのハードルは高かった。しかし、昨今では中国メーカー製品を中心に
低価格オシロスコープが市場に投入され、趣味の人
でも新品のオシロスコープが入手できるようになった。

低価格オシロスコープが市場に投入されはじめたばかりの時期はクオリティが低くおもちゃの様なもの
だったが、現在では低価格製品もクオリティが向上してきており、実用に耐えうるレベルとなってきた。

時代が変わったことを実感したのは、2012年の暮れ、テクトロニクスが5万円程度の
低価格オシロスコープ(TBS1022)を投入したことである。帯域は25MHzにすぎないが、
一流メーカーのラベルを持つオシロスコープがこの価格で市場に現れたことは、
競合する中国メーカー製品が十分な実力を備えつつあることを示しているように思われる。

スペック

筆者が購入したRIGOL DS1052Eの主なスペックは以下のとおり。
なお、参考のため上位機種のDS1102Eと、先に述べたテクトロニクスのTBS1022のスペックを併記しておく。

DS1052E DS1102E TBS1022
メーカ RIGOL Tektronix
帯域 50MHz 100MHz 25Mhz
チャネル数 2ch + EXTトリガ
サンプリングレート 1 GSa/s
500MSa/s
時間軸レンジ 5ns/div~50s/div 2ns/div~50s/div 5ns/div~50s/div
垂直軸レンジ 2mV/div~10V/div 2mV/div~5V/div
画面

5.7インチ
TFTカラー液晶

価格

約330$

約400$

約50000円

レビュー

DS1052E.JPG

操作性

  • レンジ切替、ノブ操作に対する画面のレスポンスは大変素早く、操作感がよい。
  • 2チャネルのオシロスコープだが、垂直軸ノブが一つしかなく切替式である。
    チャネルを間違って操作してしまうこともあり、使い勝手はあまりよくない。
  • 画面表示は明るく見やすい。視野角も十分に広い。液晶画面の応答も素早い。
    5.7インチ液晶は小さめの印象だが、ストレスは少ない。
  • ノブ類・ボタン類の機械的動作はそこそこ快適。

  • ポジション操作ノブやカーソル操作ノブには祖調整・微調整切替の機能がなく、
    場合によりたくさん回さないといけないのは面倒。

測定

  • ロングメモリモードだと1Mポイント(1ch時) まで記録できる。
  • データ取得後に拡大縮小が効くので便利。
  • トリガモードは、Edge、Pulse、Slope、Videoの4種類。ch1とch2のトリガを独立に設定できるAlternateモードもある。
    複雑なトリガ設定はできないが、波形を見たいだけなら十分か。
  • パーシスタンスの設定はInfiniteのみ。パーシスタンス表示の明るさはみな一緒なので、異常波形の出現確率はよくわからない。
  • FFTつき
  • 入力インピーダンスは1MΩのみ。50Ω系のプローブ類をつなぐ時は、50Ω終端器が必要。

付属プローブ

  • 付属プローブはRP2200。帯域は150MHz (10X時) と いうことになっているが、
    レベルが安定しているのは50~100MHzくらいまでのよう。

  • 1倍/10倍切替型。
  • BNCコネクタのツマミのところゴムカバーがついている。
    あまり使い勝手がよくないので外してしまおう。 (というか、勝手にはずれる)

ストレージ

  • 内蔵フラッシュに10波形まで保存可能。
  • USBメモリ使用可能。
    ※ファームウェア バージョン00.30ではたまにファイルブラウザ画面がバグる問題あり。
    USBメモリのファイルシステムを壊してしまうので、測定したデータがパソコンで読めなくなる事がある。
    ファームウェアバージョンを00.40にいれかえてからは再現なし・・・

100MHz化

さて、ここからがお楽しみ。

DS1052Eと上位機種の DS1102E は、ハードウェア的には同じであり、
DS1052Eのファームウェアを少しいじるとDS1102E相当の帯域100MHzにできるという話である。

ここではあまり詳しく書かないが、以下が詳しい。

http://www.eevblog.com/forum/blog/changing-the-rigol-ds1052e-to-ds1102e-using-usb-the-dummy-guide/

様々な方法が紹介されてきたが、単に帯域を100MHzにするため一番簡単な方法は:

  1. 改造ファームウェアをUSBメモリに入れる。
  2. DS1052EにUSBメモリを指す
  3. ファームウェアアップデートするか聞かれるので、アップデートする。

これだけで帯域100MHzが得られるようである。

改造前後の周波数特性は以下のよう。

DS1052E 100MHZ HACK BEFORE AFTER_J.JPG

コメント(1)

Rigolは一番いい中国のオシロスコープメーカーと思う。最近発売したDS1074zを購入したい。性能Rigolは一番いい中国のオシロスコープメーカーと思う。最近発売したDS1074zを購入したい。性能は良くて、値段も安い。中国で3000元で買える。は良くて、値段も安い。中国で3000元で買える。

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Likipon

埼玉在住の一応エンジニア。最近はシステムエンジニア気味で回路が本業でなくなってしまった。

うなりくんのファン。

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