Hantek HDG2022B

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記事日付: 2014/07/21

中国のHantek製低価格任意波形発生器 HDG2022Bの紹介。
本記事の作成時点では発売からあまり時間の経っていない新製品レビュー。
結論としては使い物にならない。以下はそのダメダメっぷりの紹介。
ただし、ファームウェアアップデートにより改善する可能性はある。

Hantek HDG2000Bシリーズ

Hantekが新型の任意波形発生器をリリースした。
レビュー用に一台手に入れたので紹介する。

同格の任意波形発生器としては、RIGOL DG1000シリーズATTEN ATFxxBシリーズSIGLENT SDG1000シリーズなどがある。なお、筆者は普段SIGLENT SDG1020 (20MHz) を使用している。

製品仕様については、他社製品とあわせてこちらの記事にまとめてあるので、参照されたい。

Hantek HDG2000Bシリーズ主な特徴をまとめると、以下のとおり。

  • 先発製品にくらべ、各種スペック面での向上。
  • 大画面8インチ液晶
  • 64Mポイント超ロングメモリ (上位製品もはるかに凌ぐ)

外観

Hantek HDG2000Bシリーズは、同社製の新型オシロスコープと共通デザインの筐体を使用している。
写真を以下に示す。

DSCN1746.JPG

左: Hantek HDG2022B、 右: SIGLENT SDG1020

  • 最近のデジタルオシロに見られる幅広薄型タイプであり、机が狭いときは助かる。
  • 灰色の筐体はカッコイイし、ボタンが光るなどのギミックもきちんと備えている。
  • 大型の8インチディスプレイが豪勢な印象を与える。(ただし、実用上そんなに広くなくてもいい)
  • 正面にはUSBポート(ホスト)とMini SDスロットがもうけられており、それぞれ外部ストレージとして使うことができる。
    でも、最近MiniSDなんて使う機会ないな・・・
  • 前面下部についている足の部分は華奢なつくり。しばらく使っているうちに壊れそう。

画面・操作性

オシロスコープレベルの大きな8インチ液晶が特徴であるが、正直なところ任意波形発生器にそんなでかいディスプレイが必要かという疑問もある。以下に画面の写真を示す。

HDG2022B画面.jpg

見た感じ、場所をもてあましているような感じがする。
オシロスコープとの共通化でこうなったのだろうが、ユーザーとして本当に必要な機能かというと疑問がある。

使ってみて気になった点は以下。

  • 操作してから波形に反映されるまでの時間が遅い。反応がにぶい。
    たとえば、ノブを使って波形の振幅を連続的に変えるような時にいらいらする。
    下の動画は操作例。反応が悪いので、これ以上速い速度で操作できない。


  • 振幅設定にVrmsが使えない。SIN波の時は使いたい時もあるのに・・・
  • 画面表示を英語にすると、表示が枠からはみ出て読めないことがある。
  • ノブ周辺には左右キーがあるが、上下キーがない。
    普通は左右キーで桁選択、ノブで桁の値の上下、上下キーで項目(振幅、位相、周波数・・・)の選択と割り当てされていると思うのだが、上下キーがないので、画面横のファンクションキーを使って項目の選択をする必要がある。
    これだけの事だが、ファンクションキーを扱うには一度手を離さないといけないため意外に使いにくい。
  • 64Mポイントの超ロングメモリがセールスポイントだが、付属ソフトで実際に64Mポイントの波形を作ると、波形を任意波形発生器にダウンロードするのに時間がかかりすぎる。実用にならない。
    なお、他社同格製品同様、数kポイントの波形であれば快適にダウンロードできる。
    でも、これだとウリの超ロングメモリの意味がないような・・・

おためし

基本波形を出力させてみたところ、次の点が気になった。

  • たまに変な波形が出る
    三角波を出力していたところ、波形が乱れているところが見られた。
    あまり再現しないのでタチの悪いバグっぽい。
    波形の乱れている部分は時間経過とともに移動する。
    波形メモリの更新がおかしいのかな?
    rampWavebug
    黄色: SIGLENT SDG1020、 青:Hantek HDG2022B

  • パルス波形のエッジに変な段差がある。
    パルス波形のエッジがなぜか2段階になっている。
    SIGLENT SDG1022では、そんなことはない。
    PulseWaveBug.jpg
    黄色: SIGLENT SDG1020、 青:Hantek HDG2022B

  • ノイズ機能の出力波形がガタガタ。
    SIGLENT SDG1022と比べると解像度の違いが一目瞭然。
    noise

    黄色: SIGLENT SDG1020、 青:Hantek HDG2022B

    スペアナでみてみると、このありさま。

    noisespectrum
    黄色: SIGLENT SDG1020、 青:Hantek HDG2022B

致命的バグ

ここまでに挙げたバグでも十分に致命的だが、さらにひどいバグがある。
本機はたまにブルースクリーンで止まることがあるのだが、これが起動直後に発生することがある。
何かバグ原因の設定を覚えてしまっているようで電源を再投入してもなおらない。
本当に起動直後にブルースクリーンになるため、設定のリセットもできず、まったくどうにもならない。

なお、筆者のHDG2022Bは購入した初日にこの状態になったため、
そのまま中国に返されていきましたとさ。送料の無駄遣いだね。

結論

Hantek HDG2000Bシリーズはまだ発売から間が無いので、
きっとファームウェアがダメダメな状態でリリースされているのだと想像。
きっと一部のHなゲームのように、修正が入ってからようやくマトモに使えるようになるのではないか。

すなわち、現状ではまるで使い物にならないので、手は出さないのが賢明だ。
数年経って、人柱が積み重なったころに再検討しよう。

現状のオススメはSIGLENT SDG1000シリーズである。

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本ページの管理人

Likipon

埼玉在住の一応エンジニア。最近はシステムエンジニア気味で回路が本業でなくなってしまった。

うなりくんのファン。

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